研究支援プログラム
2017.03.16 update
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臨地キャンパス
タンザニア臨地キャンパス
タンザニア臨地キャンパスには、アジア・アフリカ地域研究研究科の大学院生9名が参加しました。本臨地キャンパスでは、島嶼部のザンジバルにはじまり、内陸の乾燥地ドドマ、ミオンボ林の広がる高原地帯まで多様な地域を訪れ、タンザニアの人々の暮らしと環境や文化について演習をおこないました。
フィールド調査の基本的な手法について学ぶとともに、地域社会を総合的な視点で捉えることの重要性を理解することを目的としました。参加した大学院生は、各自のフィールドと比較することで、農業、宗教、企業活動、建築などに関して新たな視座を得ることができました。
スケジュール
- 2017年2月14日(月) ウングジャ島の海浜地帯で生態調査、ストーンタウンの街並みとスワヒリ建築の観察(ザンジバル)
- 2017年2月15日(火) 村落博物館でタンザニア各民族の家屋に関する情報収集、根本利通氏によるタンザニアの歴史と文化に関する講義(ダルエスサラーム)
- 2017年2月16日(水) ダルエスサラームからドドマへ移動
- 2017年2月17日(木) ASAFAS卒業生・長谷川さんの食品加工会社の訪問、契約農家の農地見学、NPO「地球緑地の会」の椿さんの事務所訪問(ドドマ)
- 2017年2月18日(金) タケの半栽培の観察(ルワハ)
- 2017年2月19日(土) アカシア林帯とミオンボ林帯の生態観察(イリンガ)
- 2017年2月20日(日) イリンガからダルエスサラームへ移動
参加者
- 教員
- 伊谷 樹一(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 院生
- 土井 保真利(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 井上 満衣(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 平野 亮(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 松井 梓(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 村津 蘭(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 岩倉 洸(ASAFASグローバル地域研究専攻)
- 中澤 芽衣(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- 松原 加奈(ASAFASアフリカ地域研究専攻)
- SUTTIPONG ANGTHONG(ASAFASグローバル地域研究専攻)
協力機関
- ソコイネ農業大学
- ダルエスサラーム大学
- JATA Tours
謝辞
本臨地キャンパスの開催においては、多くの方々にお世話になりました。JATA toursの根本利通さん、金山麻美さん、幾山未有さん、NPO「地球緑地の会」の椿延子さん、Matoborwa代表の長谷川竜夫さん、在タンザニア日本大使館の松隈俊佑さん、イリンガの村びとをはじめとする方々に多くのことを教えていただきました。ここに記して感謝いたします。
JATA toursの根本さんには本臨地キャンパスの計画から実施にいたるまで本当にお世話になりましたが、悲しいことに臨地キャンパス直後の2月24日に急逝されました。根本さんはタンザニアで研究する院生や研究者をいつも激励してくださいました。心よりご冥福をお祈りいたします。(山本佳奈)