
現代ブータンにおける都市農村関係――ブータン東部バルツァム郡在住者・出身者の…
対象とする問題の概要 第二次世界大戦以降、第三世界諸国における農村都市移動と、それに伴う都市の人口増加が顕著にみられる。また、都市において、同じ出身地域で構成される同郷コミュニティの形成が数多く報告されている。特にアジアやアフリカ諸国では...
復興期カンボジアの障がい者に対する国際援助政策の研究
対象とする問題の概要 今日のカンボジアの障碍者福祉は、1980年代の人道支援を源流とし、1991年のパリ協定を皮切りとした国際援助とともに形成されてきた。カンボジア政府は、2014年からと2019年からの4年間、障碍者戦略計画を掲げ、障碍...
人新世のイスラーム世界におけるムスリムの環境観と環境実践――エコ・モスクを事…
対象とする問題の概要 近年、地球環境問題の深刻化を受け、イスラームの教義を取り入れた環境保護活動が活発化している。2億人以上のムスリム人口を持つインドネシアは、環境問題の文脈に即した新しいイスラーム理解を展開している。この新たなイスラーム...
モバイル・スクウォッターと公共空間の利用に関する人類学的研究――ネパールにお…
対象とする問題の概要 都市現象の一つであるスクウォッターを対象とした研究においては、都市計画がもたらすジェントリフィケーションに関連し、彼らがいかに特定の空間を占拠し続けるかという「生きる場」の獲得過程を記述してきた。その手段として個人や...
ベナン国ジュグー市におけるNGOによるごみ収集の実態と課題――家庭におけるご…
対象とする問題の概要 サハラ以南アフリカ諸国の都市部では、ごみ収集が十分に確立されておらず、低所得者層は劣悪な居住環境で生活している。地方自治体には税収が少ないため、NGOが行政を補完する重要なアクターとなっているものの、NGOによるごみ...
エチオピアにおける音楽実践と生活世界にかんする地域研究
対象とする問題の概要 エチオピア西南部の高地に暮らすアリの人びとは、地域内で自生・栽培されているタケをもちいて気鳴楽器を製作し、共同労働や冠婚葬祭においてそれらを演奏している。近代学校教育やプロテスタントの浸透によって、慣習的な共同労働や...
大学院生によるフィールドワーク・レポート
2025.03.21 update
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成果出版
2024年度 成果出版
2024年度における成果として『臨地 2024』が出版されました。PDF版をご希望の方は支援室までお問い合わせください。 書名『臨地 2024』院⽣臨地調査報告書(本文,7.4MB)ISBN:978-4-905518-44-0 発⾏者京都⼤…
開発がもたらした若年層の価値観の変化について―インド・ヒマーラヤ ラダックを事例に―
対象とする問題の概要 ラダックはインド最北部に位置する、4000m-8000m級の山々に囲まれた高標高、乾燥地帯である。このような地理的特徴から、ラダックに住む人々は伝統的に、互いに協力し合い、自然資源や動物資源を持続可能な形で利用し生活…
フィールドワーク・レポートは当センターが実施している「エクスプロ―ラー・プログラム」の成果です。院⽣が、それぞれの研究対象地域において臨地研究に従事して、地域で起きている新たな事象を探求することによって、研究をより深化させることを⽬的としています。