京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 COSER Center for On-Site Education and Research 附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
フィールドワーク・レポート

2023年度 成果出版

2023年度における成果として『臨地 2023』が出版されました。PDF版をご希望の方は支援室までお問い合わせください。

書名
『臨地 2023』院⽣臨地調査報告書(本文,13.4MB)
ISBN:978-4-905518-41-9

発⾏者
京都⼤学⼤学院アジア・アフリカ地域研究研究科
附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター

関連するフィールドワーク・レポート

ムリッド教団の宗教組織ダイラの編成原理に関する研究

対象とする問題の概要  本研究で対象とするダイラとは, セネガルのムスリムによって, 主に都市部において結成される宗教組織である. 特に、ムリッド教団のダイラは、都市化の際に重要な役割を果たした。都市化が始まった頃、首都のダカールはティジャ…

ウズベキスタンと地域安全保障

対象とする問題の概要  本研究では現代中央アジアの安全保障環境の変化を明らかにするため、独自の外交政策を展開し、バランス外交を展開してきたウズベキスタンを軸とした国際関係を分析する。 中央アジアの安全保障を考えるにあたって、米国・中国・ロシ…

「幻想的なもの」は「現実的なもの」といかにして関わっているか ――遠野の「赤いカッパ」をめぐって――

研究全体の概要  「幻想的なもの」は、「現実」としての人間の身体の機能から生じながらも、身体の次元をはなれて展開している。そして、この「幻想」が共同生活や言語活動によって否定的に平準化されていく過程を通じて、社会を形成する「象徴的なもの」に…

現代イランにおけるイスラーム経済の実態/ガルズ・アル=ハサネ基金を事例に

対象とする問題の概要  近年、金融の国際的な潮流のなかでイスラーム経済、イスラーム金融が注目を集めて久しい中、それらの注目はマレーシア、湾岸地域にとどまっており、報告者の着目するイランの実態に関する情報は多くない。また近年マイクロファイナン…

現代トルコにおける新しい資本家の台頭とイスラーム経済

対象とする問題の概要  本研究では、アナトリアの虎を中心的な研究対象とする。アナトリアの虎という用語は、1980年代以降に、トルコにおいて経済的な側面で発展してきた地方都市やその台頭を支えた企業群を指して用いられる。そうした企業群の特徴とし…

エチオピア・アムハラ州における健康観と医療実践に関する医療人類学的研究

対象とする問題の概要  エチオピア・アムハラ州の農村では2000年代以降、ヘルスセンターの設置や村への保健普及員の配置によって医療の選択肢が広がってきた。本研究の調査地であるアムハラ州エナミルト村には、徒歩圏内に看護師が常駐する政府のヘルス…