2024.04.10 update カテゴリー/ ブータン, 東南アジア地域研究専攻, 南アジア ブータン農村における教育の実態と課題 対象とする問題の概要 ヒマラヤ地域に位置する山岳国家・ブータンは、GNH(国民総幸福)というユニークな政策指針を掲げ、経済成長と文化保全や自然保護、福祉の充実などのバランスを重視した、国土の均衡ある発展を目指している。しかし、近年は農村か…
2021.10.01 update カテゴリー/ グローバル地域研究専攻, 国内エクスプローラープログラム 現代イスラーム世界における伝統的相互扶助制度の再興と新展開――マレーシアのワクフ制度に注目して―― 研究全体の概要 本研究は、ワクフ制度と呼ばれるイスラーム世界独自の財産寄進制度に焦点を当て、その再興が見られるマレーシアに着目し、その実態を解明することを目指す。 ワクフ制度とは、収益化できる財産を持つ者が、そこから得られる収益を特定の慈…
2022.11.01 update カテゴリー/ 東南アジア地域研究専攻, マレーシア, 東南アジア マレーシア華人の自己表象に関する一考察 ――民族博物館と歴史教科書を例に―― 対象とする問題の概要 多民族を抱えるマレーシアは複合社会であり、マレー人・華人・インド人をはじめとする各民族集団間の境界がはっきりしている。一方、マレー人と華人の間には緊張関係が存在し、同国の政治と社会経済の中心課題に位置づけられている。…
2021.10.01 update カテゴリー/ 東南アジア地域研究専攻, 国内エクスプローラープログラム 小笠原諸島におけるアオウミガメの保全と 伝統的利用の両立可能性に関する研究 研究全体の概要 アオウミガメ(Chelonia Mydas)は大洋州の多くの地域において食用として伝統的に利用されてきた(Kinan and Dalzell, 2005)。一方で、本種はワシントン条約附属書Iに記載される絶滅危惧種(EN、…
2019.03.01 update カテゴリー/ アフリカ地域研究専攻, カメルーン, アフリカ カメルーン農村におけるキャッサバ生産・加工の商業化に関する研究/住民によるキャッサバ改良品種の受容に注目して 対象とする問題の概要 カメルーン南部州のエボロワの近郊にある調査地では、政府、国際機関、日本の援助機関が森林保全、住民の現金収入の増加を目的にキャッサバ・プロジェクトを実施し、キャッサバの生産・加工の商業化を促進するため、多収で耐病性のあ…
2023.02.27 update カテゴリー/ アフリカ地域研究専攻, カメルーン, アフリカ カメルーン都市部のウシをめぐる生業活動――北部都市ンガウンデレにおけるウシ市と食肉流通に着目して―― 対象とする問題の概要 カメルーン北部の都市ンガウンデレでは、毎日のようにウシにでくわす[1]。街中に都市放牧されているウシの群れもよく観察されるし、これらの産物や製品にも毎日であう。 カメルーン北部の都市ンガウンデレは国内のおよそ4割の食…