京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 COSER Center for On-Site Education and Research 附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科

フィールドワーク・レポート/東南アジア地域研究専攻

北タイ少数民族とコーヒー栽培との関わり/コーヒーで築く新たな世界

対象とする問題の概要  タイ北部は山地や森林を広く有する。20世紀中頃から国民国家の形成に力を入れ始めたタイ政府は「森林政策」や「山地民族政策」を講じ始めた。その際、主に山間部に居住する非タイ系諸族の人々に対し、ケシ栽培や焼畑行為による森林…

ソロモン諸島国サンタクルーズ諸島における人と生態系の関係

対象とする問題の概要  ソロモン諸島国サンタクルーズ諸島は同国テモツ州に属し、最東部に位置する島嶼群を指す。本研究はサンタクルーズ諸島のうち、域外ポリネシア[1](Polynesian outliers)の二つの島を調査地として選定した。第…

ラオスにおける野生ランの利用と自生環境 /薬用・観賞用としての着生ランの保全を目的として

対象とする問題の概要  ラン科植物は中国では古くから糖尿病や高血圧等に効く薬用植物として珍重されているほか、ラオスやタイ、ベトナムをはじめとし、世界的に様々な品種が愛好家によって交配され、高値で取引されることもある。このような様々な需要が存…

インドネシアにおける労働災害に関する保険制度と運用の実際に関する調査

対象とする問題の概要  本研究の目的は、2015年7月に施行された新たな社会保障制度の一つである労働力社会保障制度とその実施機関であるBPJS Ketenagakerjaan(労働力社会保障実施庁)に着目し、その普及状況や現状に関する調査を…

東南アジアにおけるプラナカン・インディアンの研究/シンガポールを拠点として

対象とする問題の概要  プラナカン・インディアンは、15世紀頃マラッカ王国統治下において、南インドからのインド系商人と現地女性(マレー人、華人等)との婚姻によって誕生したとされる。イスラーム勢力の拡大や、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本…

インドネシア大規模泥炭火災地域における住民の生存戦略 /持続的泥炭管理の蹉跌を超えて

対象とする問題の概要  インドネシアは森林火災や泥炭の分解による二酸化炭素の排出を考慮すれば、世界第3位の温室効果ガス排出国となる(佐藤 2011)。泥炭湿地林の荒廃と火災は、SDGsの目標15 「陸の豊かさも守ろう」に加え、目標13 「気…

インドネシアの伝統的薬草療法ジャムウが地域社会で果たす役割について/健康増進・疾病予防・女性のライフイベントサポートの観点から

対象とする問題の概要  近年インドネシアは、急速な経済発展と生活様式の変化に伴い、生活習慣病や高齢化による慢性疾患が増加している。これらの疾患は、西洋医学だけで即座に根治しないため、先進国では、補完・代替療法(マッサージ・薬草等)を導入する…