京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 COSER Center for On-Site Education and Research 附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科

フィールドワーク・レポート/2021年度レポート

ベナン中都市における廃棄物管理システムを取り巻く価値観――日本の生ごみ資源化事業の研究動向から――

研究全体の概要  アフリカ諸国では、近年の急激な人口増加と都市化に伴い、経済発展における中小都市の重要性が高まっている。将来のさらなる人口増加に備え、アフリカ中小都市の廃棄物管理体制の整備が重要であり、ごみの資源化は有効な方策の一つである。…

2021年度 成果出版

2021年度における成果として『隣地 2021』が出版されました。PDF版をご希望の方は支援室までお問い合わせください。 書名『臨地 2021』院⽣臨地調査報告書(本文,26MB)ISBN:978-4-905518-35-8 発⾏者京都⼤学…

「アイヌ文化」を対象とした民族展示の調査

研究全体の概要  本研究は、民族文化の表象をめぐる問題を考察していくために、博物館展示のあり方を比較しようとするものである。本調査では、日本の先住民族であるアイヌに着目し、その中心的居住地である北海道の博物館・資料館の展示を対象として「アイ…

「物語」とは何か――『遠野物語』32話を主題とする芸術展の観察――

研究全体の概要  『遠野物語』の舞台である岩手県遠野市では、作中に登場する河童が赤いことが広く知られている。河童が赤い理由について、地域住民は、河童はかつて飢饉の時に口減らしのために川に捨てた赤子であるから赤いのだと語る。遠野郷土史研究を参…

口琴の表象と伝承――アイヌ民族のムックリが演奏され続けるということ――

研究全体の概要  口琴は、東南アジアを含むユーラシア大陸に広く分布している。非常に単純な構造だが、演奏の仕方によっては音が全く変わってしまうという奥の深い楽器である。モン族は恋愛の場で用い、ラフ族の口承の物語にも魅力的な楽器として登場してい…

新潟県十日町市の里山保全活動と狩猟実践

研究全体の概要  日本では、狩猟はかつて各地の里山で副次的に行われ、一部の地域では獣肉が貴重なたんぱく源であった。戦後から現代にかけて、労働形態の変化、畜産業の増加、農村から都市への人口流出などにより、現在生業としての狩猟は殆ど機能しなくな…

違法路上市と公共空間利用による根源的ストリート化――あいりん地区の泥棒市を事例に――

研究全体の概要  本研究の目的は、歴史的な開放性と現代的な閉鎖性がせめぎ合う路上空間における公共空間の利用と「根源的ストリート化」の動態を明らかにすることである。そこで、大阪市西成区のあいりん地区で行われている「泥棒市」を事例に、西成特区構…

限界集落における移住事業者と地元住民――静岡県賀茂郡南伊豆町沿岸集落の事例――

研究全体の概要  地方では過疎化や限界集落の増加が深刻な問題となっている。そして近年、それらの問題の対策の切り札として都市から農村・漁村への移住者が注目されており、多くの地方自治体が様々な政策で移住者誘致に励んでいる。その効果もあり、またリ…

東アフリカと日本における食文化と嗜好性の移り変わり――キャッサバの利用に着目して――

研究全体の概要  東アフリカや日本において食料不足を支える作物と捉えられてきたキャッサバの評価は静かに変化している。食材としてのキャッサバと人間の嗜好性との関係の変化を明らかにすることを本研究の目的とし、第1段階として、キャッサバをめぐる食…