京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 COSER Center for On-Site Education and Research 附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科

フィールドワーク・レポート

フィールドワーク・レポート

フィールドワーク・レポートは、附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センターが実施している「エクスプロ―ラー・プログラム」の成果です。大学院生は、このプログラムの下で、それぞれの研究対象地域において臨地研究(フィールドワーク)に従事して、地域で起きている新たな事象をみずから発見し、それを探求することによって、研究として深化させてきました。そういった知見の第一報がフィールドワーク・レポートであり、現場で得られた新鮮な感覚にあふれています。

都市における相互扶助実践――ケニア共和国におけるソマリディアスポラの事例から――

対象とする問題の概要  ソマリディアスポラ[1]は、多くが1991年以降、ソマリア内戦の影響でアフリカの角のソマリ地域外に移住してきた。彼らの相互扶助実践については、親族ネットワークを介した商業活動や送金を中心に、主にアフリカ・欧米諸国での…

インドネシアにおける新首都建設が現地の土地利用に及ぼす影響の解明

対象とする問題の概要  インドネシア政府は現在、カリマンタン島東部で新首都「ヌサンタラ」の建設を進めている。2045年までの完成を目指し、最終的には東京23区と同規模の都市となる計画だ。政府は面積の75%を森林とする目標を掲げるが、NGOや…

タイ人女性の西欧諸国への国際移動に関する研究

対象とする問題の概要  本研究は、現代社会における多様化するタイ人女性の国際移動の形を捉えようとするものである。 タイ人の国際移動は、工業化や地域間の経済格差といった社会経済的背景から1970年代以降に増加し始めた。本研究で着目するタイ人女…

セネガルにおけるグラフィティの流行とその役割

対象とする問題の概要  セネガル共和国(以下セネガル)の都市部の壁には、多くの落書きや壁画が描かれている。それらは「グラフィティ」あるいは「ストリートアート」として市街の風景に溶け込み、グラフィティを描く人びとは、自らを「グラファー」や「ア…

マダガスカル・アンカラファンツィカ国立公園における湧水湿地の立地環境と地域住民によるその利用

対象とする問題の概要  「湧水湿地」とは、明確な定義が確立していないものの、先行研究にならって本報告でも「比較的小規模な面積で泥炭に乏しい湿地」とする。湧水湿地は、貴重な生物相を形成していたり、地域住民にとっての憩いの場として機能していたり…

2024年度 成果出版

2024年度における成果として『臨地 2024』が出版されました。PDF版をご希望の方は支援室までお問い合わせください。 書名『臨地 2024』院⽣臨地調査報告書(本文,7.4MB)ISBN:978-4-905518-44-0 発⾏者京都⼤…

開発がもたらした若年層の価値観の変化について―インド・ヒマーラヤ ラダックを事例に―

対象とする問題の概要  ラダックはインド最北部に位置する、4000m-8000m級の山々に囲まれた高標高、乾燥地帯である。このような地理的特徴から、ラダックに住む人々は伝統的に、互いに協力し合い、自然資源や動物資源を持続可能な形で利用し生活…

タンザニアの稲作農村でみられた生産資源のアフリカ的集約化について

対象とする問題の概要  アフリカの経済が急速に成長する裏側で、農村の生活もまた市場経済の動きに巻き込まれ、農村の不安定化、生態環境の劣化、経済格差の拡大など、人々の生存基盤を脅かす深刻な問題が進行している。こうした課題を克服するために、アフ…