京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 COSER Center for On-Site Education and Research 附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科

フィールドワーク・レポート/国内エクスプローラープログラム

沖縄県における「やちむん」を介した人とモノの関係性

研究全体の概要  沖縄県で焼物は、当地の方言で「やちむん」と称され親しまれている。県の伝統的工芸品に指定されている壺屋焼を筆頭に、中頭郡読谷村で制作される読谷山焼など、県内には多種多様な工房が存在し、沖縄の焼物は県内外を問わず愛好家を多く獲…

日本における「無国籍」者の生活実態 ――国籍、入管法、在留資格制度の狭間で――

研究全体の概要  本研究は、国家による保護がない「無国籍」状態の人々が、いかに無国籍となり、国家が制定する法律や制度枠組みの中でいかに生きているのかを明らかにすることを目的としている。本研究では、人口流動性の高いボルネオ島北部のブルネイにお…

現代ネパールの若年層による社会規範の遵守と逸脱をめぐる実践 ―若年女性によるジェンダー規範をめぐるパフォーマンスに着目して―

研究全体の概要  本研究は、現代ネパールの若年女性によるジェンダー規範の実践について明らかにすることを目的としている。とりわけ、路上劇などを用いて女性運動を行う都市部の若年女性たちに注目し、彼女たちの日常における規範の実践と、劇の上演をとお…

レバノン・シリア系移民ネットワークにおける現代シリア難民 ――国内事例の動向――

研究全体の概要  本研究は、シリア難民のグローバルな経済的生存戦略の動態を明らかにする。19世紀末以降に歴史的シリア(現在のシリアとレバノンに相当する地域)から海外移住したレバノン・シリア系移民は、現在に至るまで自らの商才を生かして世界各地…

現代中央アジアにおける安全保障問題の取り組み ――北海道大学での文献調査――

研究全体の概要  本調査では、ソヴィエト連邦崩壊後の中央アジアにおける国際関係を題材にした、文献(学術書、ジャーナル、ニュース)を収集することで、研究に必要なデータの確保を目的としている。1991年以降、中央アジア情勢の変化は国際政治の中で…

山形県朝日町における自然資源管理と超自然的存在 ――中東・イスラーム世界との比較に向けて――

研究全体の概要  本研究は、山形県朝日町O地区における神池A沼と地域住民との間の宗教的な関係性を明らかにしたうえで、O地区集落民の生業である農業と、観光資源としてのA沼の浮島の共的な維持管理において、信仰や超自然的な存在がどのように機能して…

幻想と現実はいかにして関わっているか ―岩手県遠野市の「民話」文化と語りとの影響関係の調査―

研究全体の概要  「妖怪」は人間が身体によって触知した自然世界から生じた、人間の想像/創造の産物であるとされている[小松 1994]。本研究では、岩手県遠野市(以下、遠野)において、当該地域で伝承されてきた河童や座敷童子などの、一般に「妖怪…

ウンマ理解から見る近現代中国ムスリムのイスラーム ――時子周と馬堅の比較を例に――

研究全体の概要  従来、クルアーンの中で語が意味論的にどのように機能するかについては多数の研究が蓄積されてきたが、アジア地域、特に中国に注目する研究は不足している。今回の調査の目的は、国立国会図書館関西分館に所蔵する史料を元に、激動している…

世界遺産白川郷における現代相互扶助制度

研究全体の概要  近年、農村地域の都市化やグローバル化が急速に進み、相互扶助といった人々の共助は失われつつある。そもそも相互扶助という村落慣行は、世界各地の農村地域で古くから行われてきた労力交換や共同労働を指す。白川村荻町には「結」という言…